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2006年04月03日
日本剃刀「つらゆき」販売再開
多くの受注残を抱えていたため、新規の受注を見合わせていた、日本剃刀「つらゆき」 ですが、2年以上お待たせして、やっとほぼ全てのお客様にお届けすることが出来、少しずつですが販売を再開出来るようになりました。入荷した、日本剃刀「つらゆき」 今回は桐箱入りも、あります。
2年半前、日本テレビのディレクターさんから、日本剃刀について問い合わせのお電話を頂き、市原さんのことをご紹介させて頂きました。
その際、当店の「ウェブ画面をテレビで映してよろしいですか?」と尋ねられたので、もちろん喜んでOKしたのですが・・・
2003年11月に、日本テレビの所ジョージさんがやってる『一億人の笑ってコラえて』で、紹介されたとたんに注文が殺到し、多くのお客様を、本当に長らくお待たせすることになってしまいました。
また、この日本剃刀を専門にする鍛冶屋さんは、現在三木市の市原清隆さんお一人なのですが、その伝統を守っている姿を一人でも多くのかたに知って頂きたいと、ご紹介したことで、かえって市原さんをしんどいめに合わせてしまうことになり、商品のみならず、作り手の寿命まで縮めてしまうことになるのでは、と随分心苦しい思いをしたものでした。
ですので、今回無事販売再開までこぎつけられたことには、正直ほっとしています。
ついこの間、市原さんとお話ししたときも、お元気そうではありましたが、やはり「年々医者にかかることが多くなってる」と嘆いておられました。
出来れば一日でも、長く、一本でも多くの剃刀を作って欲しいものですが・・・ ところで、この日本剃刀、販売開始から少しお値段が上がっています。
一部では「テレビで売れてあからさまに値上げしている」と言う風に言われているのですが、そうじゃないんです。
一昨年あたりから、鋼や軟鉄など、全ての材料が上がり、包丁や鋏をはじめほとんどの刃物の値段が上がっています。
そして、やっぱりつらゆきも随分前に値上がりしていたのですが、受注残に関しましては、当然ですが旧価格で販売させて頂いておりました。
で、販売再開と同時に、申し訳ないのですが、価格を少し上げさせて頂きました。
ただ、工程を考えると、このお値段でも決して高くはないと思っているのですが、お客様には大変申し訳ないと思っています。