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2006年07月18日

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皆生トライアスロン参戦記2〜レース

7月16日(日)
いよいよ、レース当日です。
朝、4時に起床、朝食が5時からなので、先に身支度をすませて、バイクの最終チェックや、ボトルのセット。
どうやら雨が降ったようで、外は少し濡れています。
しかし雲はあるものの、天気は良さそう、まさかこの後急変するとは予想も出来ず、(暑くなりそうだ・・)と思っていました。
朝食をしっかり摂って、5時半頃宿を出発。
バイクとトランジッションバックをセットして、選手登録を済ませます。
緊張感が高まって、ドキドキしてきました。
今回は、とにかく目標タイムの11時間カットを目指して、目一杯走るつもりです。
しかし、いざスタートと言う時になると、さあどこからスイムスタートするか、かなり迷います。
あんまり前から行って、バトルに巻き込まれたら大変だし・・・かなり弱気(^_^;)

そうこうしているうちに、スイムスタートとなってしまいました。
迷いながら、真ん中より少し外よりの前列よりは少し後ろだけどけっこう前の方でスタート。
最初こそ少しバトルがありましたが、何とか抜け出ることが出来ました。
その後は、わりとスムーズに泳げ、まずまずのペースで、中間のチェックポイントに。
丁度サトルさんと一緒でした。
時計を見ると28分ぐらい、折り返しは追い潮のはずなので、この調子なら、まず目標の58分はクリア出来そうです。
しかし、折り返してから、何だかあまり進まない、意外と時間がかって何とかスイムゴール。

スイム3km 59:51 165位でかろうじて1時間を切りました。

トランジッションを済ませて、バイクスタート。
いよいよ、皆生のメインイベントとも言える、バイク145kmです。
アップダウンの多いコースですが、最初の40kmまでは、比較的フラット、ここを飛ばしていくか、最初はおさえて行くか、これも迷うところです。
結局、ショートのように追い込むわけではないが、それほど押さえもせず、ちょっと飛ばし気味で走り出しました。


40km過ぎくらいからは、いよいよ山岳コース、まだこのあたりはシッティングで、軽めのギアを選択して上っていきます。

中間地点手前のエードで、応援バスツアーでやってきた妻と子供が応援しています。


「お父さ〜ん!」「おぅ!」てな感じです(笑)

中間地点で時計を見ると、2時間20分ぐらいです。
後半はアップダウンが多く、タイムが落ちるとは言え、かなり良いペースこれなら目標の5時間15分は十分達成出来そう、などと皮算用していました。

しかし・・・突然冷たい風が吹いたと思ったら、すごい大粒の雨。
雷もなっています。
にわか雨かと思ったら、どんどんひどくなります。
前が見えない、ブレーキが効かない・・・怖い(^_^;)
けがをするわけにはいかないので、下り坂では、ずっとブレーキをかけっぱなし。
ほんと全然走れなくなってしまいました(T_T)


雨に打たれる応援バス、こんな感じの雨がバイクの後半ずっと降り続きました。

結局、後半大幅に時間がかかり、5:26:19でバイクフィニッシュ ラップ293位、総合では253位です。
この時点で、6時間26分かかっています。
目標の11時間まであと4時間半ほど・・・ちょっと無理かなとあきらめの気持ちが出てきます。

あきらめからか、トランジッションで少し手間取り、補給食を採ったりトイレに行ったりしているうちに、だいぶ時間がかかってしまいました。
とにかく、後はフルマラソンだけ、5時間も走れば、終わりです。
気を取り直して、走り出しました。
ランをスタートしてすぐのところに、妻がカメラをかかえて待っています。
しんどくても、ここは笑顔で元気なところを見せなければ・・


「ちょっと予定より、タイムオーバー!けど大丈夫やから」

しかし、さきほどのトランジッションで、一気に補給しすぎたのか、すごく気分が悪い・・・
吐き気が治まらず、全然走れません・・・
これは、まずい・・・

苦しい思いで走っていて、妻が先回りしてカメラを構えているのも気が付きませんでした。

5km地点を過ぎても、10kmまで来ても、気分の悪いのは治まらない、スピードも上がらない。
6分半ぐらいのペースでしか走れません。
これは、11時間どころか、12時間ぐらいかかるのでは、と思えてきます。
それでも、とにかくあきらめず、ペースが上がらなければ、このまま粘ってとにかくペースを落とさずに走るのみ!
自分に言い聞かせて、走り続けました。

そうこうするうち、15kmぐらいから、すこし気分の悪いのがましになってきました。

そして、折り返し地点、まだ走れています。
25km地点で時計を見ると、キロ6分ペースは守れているようです。
残り17km、そして、目標タイムまであと1時間50分。
10kmをキロ6分で走り、残り7kmをキロ7分で走れば、ぎりぎり間に合います。
無理かも知れないけど、最後まで頑張って走り続ける。
アイアンマンジャパンの時には、26km地点から、気持ちが負けてしまっていて、すごく悔しい思いをしたので今回は、なんとしてでも集中して走り続けたい、と思っていました。
30km地点、このかん5kmを30分50秒、まずまずです。

しかし、、、35kmの手前ぐらいから、とうとうペースが保てなくなってきました。
気持ちは走っているのですが、足が痛くてスピードが出ません。
それでも、エードステーションでも、休憩せず、水やドリンクを摂るだけでとにかく走り続けました。
37km地点を過ぎて、あと5km、しかし11時間まではあと20分ほどしかありません・・・
とにかく走り続けるのみ、足が痛いのはみんな一緒です。
頑張って走り続けて、11時間をだいぶ過ぎた頃、やっとゴールが見えてきました。

ゴール手前では、息子が一緒にゴールしようと待っています。

「おう!待たせたな!」
「最後はガッツポーズやぞ!」と声をかけながら、やっとゴール!

ランのタイムが4:50:05
総合11時間16分15秒で、去年より15分ほど短縮しましたが、順位は336位と少し落ちました。
順位も上がったかと思ったのですが、みんな早いですね(^_^;)

しかし、最後まで集中して走れ、自分の持てる力を全て出し切ることが出来ましたので、満足です。
タイムも目標には及びませんでしたが、ほぼ思い描いた通りの展開でした。
来年は、もう少し短縮出来るでしょう!

それにしても、皆生トライアスロンはいい大会です。
あの雨の中応援してくれた、スタッフやボランティア、一般の方全てに感謝したいです。

しばらく休養したら、今年はオフを取らずに、来年に向けて頑張ろうと思っています。

投稿者 Sakurai : 2006年07月18日 21:16

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コメント

お疲れ様でした!
しかし大変な雨でしたね。
僕はバイクの地下道でこけちゃってデュアルコントロールレバーが曲がってしまってシフトチェンジが上手くいかないし、ブレーキは利かないしで散々でした。
でも完走できたから良かったです。
来年はもう少し上を狙いたいので、しっかりバイクの練習をします。
またお会いしましょう。

投稿者 サトル [TypeKey Profile Page] : 2006年07月19日 08:56

サトル さん
お疲れさまでした。
でもサトルさんは、十分立派な成績ですよね〜。
私も、もっと上を目指して頑張ろうと思います。
何より、ランをもっと練習しないとだめです。
それには、故障しないことなのですが。
また、お会い出来るの楽しみにしてます。

投稿者 Sakurai : 2006年07月19日 10:18

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