備前長船 日本刀鍛錬見学
岡山県瀬戸内市長船町にある『備前おさふね刀剣の里』へ
日本刀の古式鍛錬を見学に行って来ました。
正面に土産物など販売する売店、左側に刀剣博物館があり、売店の裏側に
鍛錬所があります。
日本刀の古式鍛錬は、なんと毎月第二日曜の午前11時と午後2時に公開
されています。
私たちは、11時の部を見学に。
丁度11時少し前に到着しました。
中は、かなりの人が見学に来られてました。
始まる前に、すでに火床で熱せられた玉鋼をタガネで切れ目を入れて
行きます。
何度か叩いて、さらに火床に入れて熱し
折り返します。
そして、また火床で熱し
真っ赤になったところを取り出して
叩いて、くっつけ、さらに熱して打ち延ばします。
派手に火花が飛びます。
向こう槌が、タイミングを合わせ、叩いて叩いて・・・
ある程度に打ち延ばしたら、またタガネで切り目を入れます。
今度は、縦に切り込んでいきます。
(これを十文字鍛えと言うそうです)
金床に、縦に折り返す道具を付けて折り返していきます。
こうしてくっつけ
藁灰と、粘土汁をかけて
また火床で熱します。
そして、また叩いて鍛えていきます。
似たような写真ですが、続けて(^^)
横座(火床の前にいる人)の合図で、向鎚2人がリズムよく叩いていきます。
全身を使ったダイナミックな動きです。
こんな感じで、あっと言う間に一時間の公開鍛錬は終わりました。
前半はすごい人でしたが、後半になるとかなり空いていいアングルから
写真を撮ることが出来ました。
毎月公開されていますので、興味のある方はぜひ一度ご訪問下さい。