すでにお盆前ということで、お仕事はあまりされていないと言うことでしたが、
工房におじゃまいたしましたら丁度、昭治氏が、道具を作っておられました。
水野昭治氏は、重要無形文化財保持者、月山貞一師に鍛刀技術を学ばれ、1981年全国伝統工芸品展に和包丁「本焼柳刃」を出品、中小企業長官賞を受賞されました。
これが翌年、堺打刃物が伝統工芸品に指定される礎となるなどまさに堺を代表する鍛冶屋さんです。
今でも昔ながらのふいごを使い、松炭で、鍛造されています。
あくまでも、効率を優先するのはなく、短い鋼を丹念に叩いて鍛え伸ばしていくことにより本当に良く切れて、粘りのある良い刃物をつくることにこだわっていらっしゃいます。
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